SHIZUKA NA NIKKI

文系大学生が思ったことを駄文乱文で書き綴るブログです。

第二の祖国、ピックアップトラックの荷台、幼い僕。

こんばんは!この暑さとバイクのガスの臭いに第二の祖国を思い出してしまう僕です。

もう今日は取り留めのない適当な話ですが…。

豊かになる、って第二の祖国にとってはどういうことなんだろう?と僕は思ってきました。中進国に仲間入りしてこのまま経済成長が続くか?と思った矢先のこの頃の景気停滞。ますます進む首都への一極集中。日本以上の比ではない受験戦争。幼い頃からの徹底教育。洪水のように品物が溢れかえるハイパーマーケット。もっと、もっとと物質的豊かさを追い求める人たち。そして他方で相変わらず観光地で物を売る子供の光景…。

僕が思い出したのは幼い頃、親戚が運転するピックアップトラックの窓付き荷台に窓を全開にして、荷物と一緒に揺れながら外を眺めていた情景。スピードに乗り風を感じながら力強く進むピックアップトラックは、未来は楽しくて、明るくなると思わせるわくわくさで溢れかえっていました。

数年前にその車は廃車になり、親戚は乗り味のいい乗用車に乗り換えてしまいました。もうあの風も揺すられる感覚も二度と体感できなくなると思うと、時々涙が出そうです。

これが国が発展するということなのかと思い知られた一番の印象的な出来事だったのです。僕にとって…

とても複雑な心境です。国が発展するってことは、何かを失っていく過程なのかな…なんて。

心の豊かさが置いてきぼりにされて、学歴志向に持つことへの欲望に駆られているのではないかと時々思ってしまう僕。

だからと言って貧乏のままでいいとかそういうことじゃないんです。ただ…見栄を張りすぎる彼ら彼女らの生き方って、一体何のために生きてるのだろう。翻って、硬直加減って何なんだろう…とか、何だか際限ない思考の世界に誘われてしまう僕がいるのです。

そう。その時に思い浮かぶ情景が、ピックアップトラックの荷台と幼い僕。